【国際協力部】フィリピンプログラム

こんばんは。寒い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

今年度、フィリピンプログラムはプログラムを見直すため、視察という形で2月4日から2月9日までセブ島、シキホール島へ行って参りました。フィリピンでは天候に恵まれ、懸命に活動していました。

<セブ島での活動>
2月5日、6日は現地のNGO団体である、DAREDEMO HEROさんの協力の元で視察を行いました。主な活動は以下の4つです。

1、山中博様の講演会
マクタン島にある語学学校で団体の代表である、山中博様の講演を聞きました。ボランティア活動とは何か、DAREDEMO HEROさんの活動の目的など、今後の活動に活かすことができる、貴重な講演でした。

2、貧困地区、スモーキーマウンテンの視察
2日間でいくつかの貧困地域を見ましたが、電気や水が通らないなど、どこも恵まれた環境ではありません。中にはお金がなく、誰かの家の一部屋だけを借りて暮らしている家庭もあります。このような地域には「サリサリ」という低所得者でも日用品や食料が買えるよう、一つ一つ小分けになった商品が売られているお店があります。スーパーなどで大きなものは買えないのでサリサリはこのような地域では必要不可欠のお店となっています。また、道にはゴミが多く落ちています。子供たちがゴミをあさってコインを探す姿を見たときは言葉を失いました。
スモーキーマウンテンはいわゆるゴミ山です。フィリピンでは環境汚染の原因となるため、ゴミの焼却は法律で禁止されています。そのため、ゴミを放置しておくしか手段がないのです。以下の写真はセブシティにあるゴミ山の現在の様子です。この山がさらに奥まで続いているのです。ここは現在は使われていないのですが、悪臭が漂う劣悪な環境となっています。

このようなゴミ山の周辺にも多くの人々が暮らしています。私達が住んでいる環境がどれだけ恵まれているのか、改めて痛感しました。
しかし、このような環境でも子供たちは笑顔で暮らしています。苦しい、悲しい表情をしていると周りもそうなってしまうからつらい時こそ笑顔でいるという話を聞きました。私達の悩みなんてちっぽけなものだと感じました。

 

3、DAREDEMO HEROさんの奨学生との交流
奨学生は上記のような家庭で生活していますが、学校に通っており、一人一人が将来の夢を持っています。医者、教師、フライトアテンダントなどになって家族を助けたい、周りの人々を救いたいといった思いがあります。教科書どころか、ノートやペンも持っていなかった子が援助を受けながら毎日熱心に勉強しています。学校の勉強の他に、彼らは日本語、英語も学んでいます。英語に関しては我々よりも堪能かもしれません。

4、貧困地区の子供たちへの炊き出し
タランバンの貧困地域の子供たちのために炊き出しを行いました。メニューはlugawというおかゆのようなものです。目的地に着くや否や子供たちがお皿を持って集まってきました。おいしそうに食べる彼らの様子を見て作り甲斐があったと感じました。

 

<シキホール島での活動>
2月8日はシキホール島にある小学校を訪問しました。全校生徒は約130人の小さな学校です。1年生から6年生まで共通で7時間授業ですが、どの学年も最後までしっかりと授業に取り組んでいました。教室を見渡してみると、ボロボロの教科書や辞書、ノートを使っている児童もいました。島である上、山奥となると調達が困難なのだと感じました。
また、現在シキホール島では「モリンガ」の栽培に力を入れています。これは、ビタミンやカルシウムなど栄養豊富な植物です。粉末状にし、お茶やクッキー、スムージーなど様々なお料理に使えます。モリンガの売り上げはシキホール島の子供たちの教育環境(トイレ、水施設等)を整えるために使われます。

短い時間ではありましたが、今回の視察は来年度以降のプログラムを企画するにあたって貴重な体験となりました。自分たちがやりたいボランティアではなく、現地のニーズに合わせた活動を考えていく必要があると感じました。

国際協力部 広報宣伝課
佐々木 梓乃