春の訪れを感じる陽気の中、皆様どのようにお過ごしでしょうか。
熊本プログラムは、1陣、2陣共に無事活動を終えることができました。今回は、3月7日から13日に行った2陣の活動報告をさせて頂きます。

【東海大スタディツアー】
東海大「語り部」の皆さんによるスタディツアーに参加しました。政府からの家賃補助打ち切りで引っ越しをしなければならない方々が居ることや、復興が進むことは嬉しいが思い出が消えてしまう悲しさ、1年生は阿蘇キャンパスで被災していないため語り部をどう引き継いでいくか、など、震災から約2年が経ったからこそのお話を伺うことができました。少しずつ復興は進んでいるものの、まだ修繕が終わっていない道路や橋などが多々あり、熊本地震を風化させてはいけないと改めて感じました。

 

 

【木之内農園】
ビニールハウス内で夏イチゴの撤去作業を行いました。温度や湿度が高く、土埃が多く舞い、とても大変な作業でした。牛舎や馬小屋も見学させて頂き、畜産についてのお話も伺いました。ハウスや家畜小屋の建設も、経費削減のためにご自分でされたというお話を伺い、改めて農家の方々の偉大さを感じました。また、ハウスの解体資材の運搬では、数の力で連携しながら素早く資材を運ぶことができました。

【花阿蘇美】
バラ園と観光イチゴ園の手入れを行いました。バラ園では、人手不足のため雑草を完全に撤去できたのは開園以来初めてでとても助かった、とのお言葉を頂き、活動の意義を感じることができました。土の運搬はとても体力を消耗する作業で、バラの運搬は、芽を傷つけないよう注意する繊細な作業でした。お客様が笑顔になれる空間を創るための影の努力を知ることができ、とても貴重な体験となりました。ボランティアとして訪れてくれることだけでボランティアになっている、と仰って頂き、とても嬉しかったです。より参加者の方々を増やせるよう、更にがんばりたいです。
観光イチゴ園では、接客と手入れを同時にしなければならず、とても大変そうでした。今回、少しでもご負担を軽減することができたのではと思います。また、地震当時の被害状況についてもお話を伺うことができました。

【野焼きの見学】
今年は、滅多に無い野焼き日和ということで、野焼きを見学させて頂きました。阿蘇が世界農業遺産に登録されていることや、野焼きの意義や迫力等、今まで知らなかったことを学ぶことができました。

 

 

 

【地獄温泉の見学】
最終日は、地獄温泉の見学をさせて頂きました。河津さんにご案内頂き、大きな被害を受けながらもそこに希望を見出し、前へと進もうという姿勢に感銘を受けました。これを機に部屋を改装されるという計画や、地震で旅館が崩れた中、何百年も前に造られた石垣が無事だったこと、旅館内の土壁の歴史など、詳しくお話を伺うことができました。また、実際に足湯をさせて頂き、とても素敵な温泉であることを実感しました。一日でも早く営業再開ができるよう願っております。

 

 

【夕食会】
最終日に、お世話になった方々と夕食会をさせて頂きました。楽しく様々なお話を伺うことができ、時間があっという間に経ってしまいました。また、皆様から様々なお土産を頂き、温かいお心遣いがとても嬉しかったです。

 

熊本地震から2年が経ち、メディア等で取り上げられることがほとんど無くなっていますが、熊本にはまだ震災の爪痕がくっきりと残っています。熊本地震を風化させることなく、少しでも復興が進むよう、熊本の情報や魅力を発信していきたいです。また、農業ボランティアには技術や力が無くともできる作業がたくさんあり、達成感があって楽しい、ということを多くの人に伝えていきたいです。

 

災害支援部1年 走川万希子