熊本地震により被害に遭われた方々、並びに関係者の皆様方へ改めて心よりのお見舞いを申し上げます。

新学期が訪れ、一年の中でも特に環境が変化する季節になりました。大学のキャンパス内も毎日どこか慌ただしい様子に感じられます。

2016年の4月16日、新しい生活に期待と不安の入り混じるこの時期に、熊本県と大分県にて大きな地震が相次いで発生しました。

 

今年で大学三年目を迎える私ですが、熊本地震が発生した当時はまだ大学に入学したての一年生でした。

そんな時期にニュースで熊本地震のことを知り、まだ出会って間もない友達と話を共有しながら恐怖や悲しさを感じたことを覚えています。

私の周りにも地元を離れ東京で一人暮らしを始めたばかりの友達は多く、東海大学の学生村での被害状況の話になると、まさに他人事ではないように感じていました。

 

現在、Rooteでは災害支援部が中心となり熊本県南阿蘇村にて継続して活動に取り組んでいます。

2016年の4 月にくまもと応援募金が行われ、視察や活動を重ね、2017年の春からは一般の青学生とともに農業や教育にかかわるボランティア活動を行っています。

私が初めて熊本に赴いたのもこの2017年の春、熊本地震発生からもうすぐ一年という時期でした。

実際に現地に行く前に現状を調べたつもりでしたが、実際に崩落したままの阿蘇大橋の様子や、東海大学の学生さんたちによるスタディーツアーで当時の様子を語っていただいたときの衝撃は忘れられません。

日々前に進んでいますが、地域によっては崩壊した建物やひび割れたコンクリートなどハード面の被害は依然目に見える状況です。

 

「東日本大震災が起きた時は実感がなかったけれど、熊本で大きな地震が起きて、ようやく自然災害の恐ろしさがわかった気がする。」というお話をしている住民の方々もいました。このお言葉はとても印象的で、遠く離れた土地にいたり、大きな地震を経験したりしていなければなかなか現地のことがわからなかったり、知ろうという関心も次第に薄れてしまうのではないかと感じています。

あの地震からすでに2年ですが、まだ2年です。しかし、大学生や東京に暮らす人に関わらず熊本の現状を知っている人たちはそう多くないのではないでしょうか。

これまでRooteの活動に参加した青学生の多くは実際に現地に行ったことで報道では得られなかった南阿蘇の現状を知ることができたと答えています。

もちろん現地に赴くことがすべてではありませんが、この2年という時間が経った今、目を向けることをやめてしまうのは早すぎるのではないかと思います。

部の設立からこの春で約1年を迎える災害支援部はまだまだ模索段階にある部分もありますが、これからも現地に寄り添う活動を企画し、多くの青学生と熊本をつなぐ存在でありたいと思っています。

今後も活動広報などを通してスタッフの想いもより一層届けられるよう尽力して参りますので、これからもご愛読のほどよろしくお願いします。

 

広報課リーダー 東北部・災害支援部3年

櫻井 有沙