熊本地震により被害に遭われた方々に、この場をもって、改めて心よりお見舞い申し上げます。

3年前の2016年4月14日、そして16日の二度にわたり熊本を大きな揺れが襲いました。
そして人々から大切な家族、友人、暮らし、生業…当たり前にあるはずの日常を、あまりにも無情に奪い取りました。

 

あの震災から今日までの3年間、現地の方々は様々な道を歩んでいらっしゃいました。

同県南阿蘇村に位置する東海大学阿蘇キャンパスに通っていた学生の皆さん。
震災以降阿蘇キャンパスへの通学が不可能になってからも地元の大家さんとの交流を絶やさぬよう、そして震災によって悲しい思いをもう誰にもさせないよう、「阿蘇復興への道」「阿蘇の灯(あかり)」という団体を立ち上げ、現在でも地元の方々との交流、語り部活動を続けています。

⬆︎東海大学「阿蘇復興への道」さん、「阿蘇の灯」さん、南阿蘇鉄道長陽駅でカフェを営む久永操さんと共に。

同村出身、お住いであるプロの写真家、長野良市さん。
本学出身の大先輩でもある長野さんは、震災によって傷ついた故郷の姿を見て写真家としての使命を感じ、毎日つらい思いをされながらも記録を残し、世に伝えなければならないとシャッターを切り続けました。

南阿蘇村のシンボル的存在の老舗旅館、地獄温泉。
“地獄の三兄弟”と呼ばれている河津誠さん、謙二さん、進さんの3人は、200年以上続く歴史ある地獄温泉を途絶えさせまいと進んで、進んで、進み続けて、震災から3年目にあたる今日、日帰り温泉を再開させました。

私事ではありますが、2017年の夏から今まで8回にわたってこの熊本県南阿蘇村に足を運び、支援をしてきました。
最初は「困っている人を助けたい、笑顔にしたい」そんな想いだけを持って、現地に行きました。

しかし、初めて支援に赴いた際に気づいたことがあります。

「自分ひとりだけでは、熱い想いだけでは人を、地域を助けることなんて到底できないんだ……」

帰りの飛行機の中で自分の無力さに一人ぼろぼろと涙を流したことを、昨日のことのように鮮明に覚えています。

 

その後、私は弊団体の南阿蘇村支援のプログラムリーダーを務めることになりました。
あの日気づいたことをいつも胸に留め、
「どうしたら多くの人々と共に熊本を応援できるだろうか」
そう自問しながら、そして日々熊本、南阿蘇村のことを想いながら支援活動を続けています。

その一環として、今週4月15日(月)、16日(火)、18日(木)の3日間、本学青山キャンパスにて『熊本WEEK』を開催しています。

熊本県南阿蘇村がただの被災地でもただの田舎でもない、人々の温かさと豊かな自然、美味しい食べ物が溢れる素晴らしい場所であること、そして震災を経てさらに前に進もうとしていることを、多くの人々に知ってもらうためです。

復興、さらにその先を目指すには、私たちボランティア団体だけの力では残念ながら力不足です。

この記事を読んでくださった貴方が熊本の今を知ってくださることが、復興への大きな一歩なのです。

この記事を読んでくださった貴方が、復興の輪を広げる1人になってくださったことに、心より感謝申し上げます。

また復興のために、現地に赴く目的が必ずしもボランティアである必要はありません。
観光をしに訪れるだけで、現地の方々は人が戻ってきたと喜ばれます。

そして何より、南阿蘇村は観光しなければもったいないくらい、素敵な場所です!
私自身、ボランティアを終えてから純粋に観光をするために滞在期間を3日延ばしたことがあるくらいです。


⬆︎阿蘇山内輪山を、鳥の小塚公園から望む

ぜひ南阿蘇村に訪れてみてください。
きっと貴方も南阿蘇村のファンになること間違いなしです。

最後になりますが、熊本県南阿蘇村の復興のために、学生スタッフ一同尽力してまいります。
これからもご愛読のほど、よろしくお願い致します。

熊本プログラムリーダー
文学部日本文学科3年

竹内ゆきの