第3回青山シビックエンゲージメントフォーラム「ちいきふくしと絵本」を開催します!
今回は、親子で地域福祉についての絵本づくりをされてきた森純一さん(東京都社会福祉協議会)に、そのユニークな取り組みについて伺います。お嬢さんの笠音さんといっしょに何冊も作ってこられた森さんに、「なぜ絵本を作ろうと思ったのか?」「どのような絵本を作ったのか?」「絵本を作ることはどのような経験だったか?」などなど、お話いただきます。「地域福祉」と「絵本づくり」が交わるところにどのような景色がひらけるでしょうか?
また今回は、絵本づくりワークショップも同時開催します!青山学院中等部メディアセンター司書の島袋恵美さんにご協力いただき、みんなで一緒にひとつの絵本づくりに挑戦します!ひとつひとつの作業は難しくありません。大学生に限らず、中高生にもたのしく参加いただける内容になっています。ぜひご参加ください!
2025年5月31日(土) 13:30~15:30 (受付13:00~)
第1部 13:30~14:45 講演(質疑応答を含む) ※現地&オンライン
第2部 14:50~15:30 絵本づくりワークショップ ※現地のみ(先着30名)
青山キャンパス10号館2階23会議室 キャンパスマップ
どなたでも(大学生のほか、中学生や高校生の参加も歓迎します!)
無料
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森純一さん(東京都社会福祉協議会)
大阪府高槻市のポンポン山の自然に囲まれて育ち、東京大学法学部を経て東京都社会福祉協議会に入職。広報や調査の企画などに従事し、地域福祉部長を経て、令和7年4月から東京ボランティア・市民活動センター副所長。東日本大震災の際、関東ブロックの社会福祉協議会の支援をとりまとめる幹事として福島県を支援して以降、毎年、親子3人で福島の浪江、大熊、会津を訪れるようになる。そこで出会った福島の大人たちに魅せられながら成長した娘の笠音(かさね)と絵本づくりを重ねて、これまでに10作品の手づくり絵本を作成している。
「絵本づくりで伝えたい 地域福祉したい気持ち」
高校1年生になる娘の笠音が幼い頃に言った言葉に「人の心の中にはね、人をよろこばせたいなあと思う心と、やさしくしたい心と、みんなにしあわせになってほしいという心があるんだ。それがちいきふくしだと思う」がありました。そして、実際に誰かを喜ばせることができた時には「今日、地域福祉したよ」と動詞のようにその言葉を使っていました。
社会福祉の分野では、社会の人々からの理解がほんの少し変わると、生きづらさを抱える人たちが少しだけ暮らしやすくなるということがあります。講演では、常識にとらわれない子どもなりの視点でのアイディアを娘からもらいながらの絵本づくりのお話をしたいと思います。そのお話を通じて、多様性こそが本来の姿であり、私たち自身も多様性の一つであること、そして、あたり前と思っていることはそうでなければならない訳ではないかもしれないということ、そんなことを皆さんと一緒に考えて、私たちの中にある地域福祉したい気持ちを探しにいきましょう。
みんなで一冊の絵本をつくり、手作りの本の展覧会に出品します!
みなさんに、あるテーマについてのエピソードと自由な色彩表現で、絵本の1ページずつを担当いただきます。どのようなテーマで何を表現するかは、当日までのお楽しみ!
ワークショップではページ順を決めるところまでを行い、後日、製本したものを、函館で開催される手作りの本の展覧会「世界に一冊だけの本・展」に出品したいと思います。(絵本はシビックエンゲージメントセンターにて大切に保管します。)
難しい作業ではないので「文章が苦手」、「絵が苦手」という方も心配せず、積極的にご参加いただければと思います。(もちろん「文章を書くのが好き!」「絵を描くのが好き!」という方も歓迎です。)
島袋恵美さん(青山学院中等部メディアセンター司書)