CEC学生スタッフ 鈴木遥香(経済学部・4年)
– 実施の概要
2025年5月18日(日)14時〜17時に、笹塚十号通り商店街にあるコミュニティスペース「笹塚十号のいえ」にて、CEC学生スタッフによる第6回「青野菜カフェ」を実施しました。今回は特別に、ミャンマーの「Dream Train」という児童養育施設に暮らす中高生7名が参加してくれました。Dream Trainは、主にミャンマー農村部に暮らし、政情や経済的な理由で学校に通えない子どもたちを受け入れ、生活と教育を支援する児童養育施設です。個人の方からのご支援により実現した日本への研修旅行の途中で、ミャンマーからはるばる「青野菜カフェ」に足を運んでくれました。
– 意識したこと
今回は、ミャンマーから来た学生に笹塚の雰囲気を知ってもらうことと、青野菜カフェに来てくださった地域の方々に、ミャンマーの学生との交流を楽しんでもらうことを意識して活動しました。渋谷区に位置する笹塚は、センター街のようなにぎやかさとは異なり、落ち着いた雰囲気を持つ街です。そんな笹塚の魅力をミャンマーの子たちにも感じてもらえるよう、実際に地域の方々とたくさん触れ合っていただきたいと思いました。特に、料理の提供はミャンマーの子たちに担当してもらい、「いらっしゃいませ」や「お待たせしました」といった日本の接客用語を一緒に練習して、地域住民の方々に接してもらいました。最初は緊張していた学生たちも、徐々に自信を持って接客できるようになっていたのが印象的でした。
– 感想
今回のイベントは、私たちとミャンマーの中高生が初めて一緒に活動する機会だったため、最初はお互いに手探りの状態でした。しかし、ミャンマーの伝統料理の作り方を教えてもらいながら一緒に調理を進めるうちに、コミュニケーションが増えていきました。イベント中、ミャンマーの学生が踊りを披露した後や、地域の方々が「料理が美味かった!」と声をかけてくれた時、彼らがとても嬉しそうな表情を見せてくれて、私自身も嬉しい気持ちになりました。青山学院大学の学生、ミャンマーの中高生、笹塚の地域住民という、普段はなかなか交わることのない三者が繋がる貴重な機会になったと感じています。