2021年5月31日、毎年大好評の「認知症サポーター養成講座」を今年度もオンラインで実施し、青学生と教職員合わせて24名が参加しました。
講師には全国認知症ケア実践者ネットワークLink東京の木村 誠さんをお招きし、認知症の理解・関わり方やその取り組みについてお話いただきました。
木村さんの現場経験をもとに認知症の方が置かれやすい状況の説明や、記憶の理解に関する実践、コンビニで困っている認知症の方がいた場合の事例検討など、大学生にとっても身近な課題から分かりやすく説明いただきました。
今回の講座を受けた多くの学生が「認知症」を状態像として捉え、本人がどのような困りごとを抱えているか、どのようなサポートができるかを考え、気付くきっかけとなりました。
参加した学生の声(一部抜粋)
・認知症という言葉に惑わされずに、一人一人の個性や感情を尊重していきたいなと考えました。
・親族に認知症のある方がいるので、新たな知識を得ることができてよかったです。
・認知症は病気ではないという事を教えてもらったことが、一番認知症への認識の仕方が変わったような気がします。認知症だからああするこうするではなく、困っているから助ける、特別なことではないと感じました。
・『色弱の木村さん」とは呼ばないのに、『認知症の○○さん』とは呼び、まるで認知症がその人のパーソナリティのほとんどを占めるかのよう。その方はその方で、認知症っていう困りごとを持っている、とみんなが考えられれば」というお話がすごく刺さり、とても納得しました。
本講座を受けた学生が、青学生として、そして認知症サポーターとして、認知症の方やその家族を地域で見守れるマインドと行動力を身につけ養っていくことを期待します。