3.11 7年目に寄せて

東日本大震災により被害に遭われた方々に、改めて心からお見舞い申し上げます。

今日という日を多くの方々が特別な思いを持って過ごされたことと思います。
あの日から7年という月日が経つ今日、時間の感じ方は人によって異なりますがこの日がこの国にとって、国民にとって忘れられない日であることに変わりはありません。

私事で恐縮でありますが、私は現在短期留学でイギリスに滞在しています。
時差により少し遅れてこの3月11日を迎えることとなりますが、離れた土地にいてもカレンダーでこの日付を見るたびにあの日のことを思い返さずにはいられません。

自分が東北で学童保育の活動を中心に携わらせていただいている中で、昨年特に考えさせられたことは今の小学一年生があの日を経験していない世代だということです。
時が経ち、新しい命が生まれ、世代はどんどん移り変わっていきます。あの時子どもだった私たちが大人になり、現在東北での活動に携わっているのも思えばどこか不思議なことです。変わりゆく中であの大地震を経験した私たち一人ひとりがまずできることはこの日を忘れないことであると思います。

昨年、大学にて映画監督として活躍していらっしゃる日系カナダ人のリンダ・オオハマさんの講演を聞く機会がありました。
オオハマさんの製作した東北のドキュメンタリー映画からは日本のみならず海外の子どもたちからみた東日本大地震、そして彼らのアイデアによる、想いの込められた支援の形を知りました。
講演の中でも印象的だったお言葉が、「大切なのはあの日を経験した東北の人々が今もいることを認知すること。」というものでした。
そのお言葉通り私たちが過去を、そして現状を認知することはとても大切です。また、あの日のことを忘れていない若者がいることを伝えることもまた大切なのではないかと思うようになりました。

東日本大地震をきっかけに発足した団体の前身、ボランティア・ステーションから「Roote」として組織体制が変わってから一年。この団体にも様々な変化がありましたが、これからも現地の方々に寄り添う形で活動を行なっていきたいという私たち学生の思いに変わりはありません。

季節は移り変わり、まもなく春がやってくることかと思います。どうか皆様が心身健やかに、暖かい春の陽を迎えられますように。

広報宣伝課リーダー
櫻井有沙