日増しに暖かくなり、早春の息吹を感じるこの頃でありますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。3月9日金曜日から14日水曜日にかけて春期陸前高田プログラムを行いましたことをご報告致します。

2017年度陸前高田プログラムは「地域支援プロジェクト」「福祉支援プロジェクト」「コミュニティー活性支援プロジェクト」の3つの活動を行って参りました。ここでは各プロジェクトごとに活動のご報告をさせていただきます。

「地域支援プロジェクト」
地域支援プロジェクトは、市内の小中校生への学習支援、普段行うことの難しい外遊び、大人数でしか出来ない遊びなどを行うことで子供たちの居場所作りを目的とした活動です。今回のプログラムでは3月10日、12日、14日の計3日間行いました。参加してくださった地元の子供たちはリピーターが多く、我々が来るのを楽しみに待っていてくれていたのが非常に嬉しく感じました。代々の先輩方が築いてきた信頼関係が基に成り立ているプログラムだということを改めて感じることが出来ました。また参加者からは「自身の置かれている環境との違いを感じ、友人と集まって遊ぶ場があることが大切なのだということに気づかされた」という声をいただきました。

「福祉支援プロジェクト」
福祉支援プロジェクトは、あすなろホームで利用者さんの普段の活動に参加しました。今回のプログラムでは3月12日、13日、14日の3日間活動し、わかめ加工のための処理や、お菓子作り、商品の販売などを行いました。これらの活動を利用者さんとコミュニケーションをとりながら行うことが目的です。施設の利用者さんは、私たちをとても温かく迎えてくださいました。障がいを抱えていても、心の温かさは人の何倍も持ち合わせていると強く感じました。それは、利用者さん一人ひとりが普段、人の心の温かさに触れ、優しさに気づいているからだと思います。だからこそ、他人にも温かく接することができるのだと思いました。

「コミュニティー活性支援プロジェクト」
コミュニティー活性支援プロジェクトは、災害公営住宅や仮設住宅の交流室や自治会館お借りし、復興支援連絡会さん主催で行われているお茶っこに参加しました。今回は3月12日に広田水産高校仮設、3月13日に脇の沢団地自治会館での活動でした。地元の郷土料理である「鍋焼き」をいただいたり、手作りのフクロウのキーホルダーをいただいたりと、短い日数での活動ではありましたが、非常に濃い内容の活動を行うことが出来ました。お茶っこに参加されていたお年寄りの方からは津波で家を失ったという話や、息子さんのご自宅に避難されていたが戻ってきて仮設住宅で暮らしていらっしゃるというお話をお聞きしました。陸前高田市は市内の多くの方が津波の被害に遭われたため、外から来た我々に周りの方にはお話出来ない、震災の話をお話ししてくださることで、お年寄りの方が役割を持つことができ、それが生きがいに繋がってくるということを今回の活動で学ぶことができました。

春期プログラムでは、震災から7年経ても残る震災の傷跡を目の当たりにすることで、被害の大きさを改めて学ぶことができました。その中でも前に進み続ける陸前高田の皆さんに寄り添い、これからも活動を続けていきたいと強く感じました。今、東京の大学に通う我々に何ができるのか、ということを意識しながら夏期プログラムに向け精進してまいりたいと思います。

 

東北部 広報宣伝課 1年小林佳奈子