2021年8月6日、渋谷区社会福祉協議会「渋谷区こどもテーブル事業」と連携し、青山学院大学ボランティアセンター主催「こどもテーブル講演会&学生ボランティア報告会」を開催しました。
本イベントでは本学学生20名、こどもテーブル関係者や社会福祉協議会など地域の方々合わせて14名が参加し、オンライン形式にて学生と地域の方々が共に学び交流する機会となりました。
第一部では、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえの湯浅誠理事長より全国のこども食堂の現状や取り組み・課題等について、そして大学生がこども食堂に参加する意義についてご講演いただきました。
第二部では学生ボランティア報告会として、昨年度から継続的にこどもテーブルでボランティア活動をしている石川晴菜さんと、本学正課科目「サービス・ラーニングⅠ」の一環として参加した荒井健太さん・清水優衣さん、そして本学学生団体「しぶっこ」のメンバー石原穂乃香さん・兵頭亜優さん・石川晴菜さんからの活動報告がありました。
学生の報告の中からは、「こどもテーブルの活動が地域や人とのつながりを体感できる場であること」「こどもたちの生活の実態や、経済的貧困だけではない貧困の問題に気付くきっかけになっていること」等様々な気付きが挙げられました。
報告会終了後は参加者同士で講演会や報告会の感想について意見を交わし、学生と地域の方々がそれぞれの立場から想いを共有しました。
イベント終了後のアンケートでは、
「まさに私達が、漠然と抱えている問題「地域のコミュニケーション」をどう広げて行くかについて、タイムリーに講演をして頂き、非常に勉強になりました。子どもを真ん中において、その周りの環境(器)をどう作るか、新たな具体的方法が色々と出てきました。(こどもテーブル関係者)」
「こどもテーブル団体の方と直接お話しできて良かったです。ボランティアに参加させていただくことはあっても、こどもテーブルについてどういう考えをもっていらっしゃるのか、何を課題に思っているのかなどは、このような報告会だからこそ聞くことが出来たと思います。(学生)」
「他の団体の活動を参考にしたいと思いつつも、目の前の活動で精一杯な私共にとって、大きな流れの中の自分たちの立ち位置を確認することができた貴重な機会となりました。(こどもテーブル関係者)」
など様々な声をいただきました。
これまで青山学院大学ボランティアセンターとして、学生のボランティア参加や「こどもテーブルを知ろう」等のイベントを通じて、少しずつこどもテーブル団体とのつながりが拡がる中、今回新たに講演・報告会という形で学生と地域の方々がフラットに交流できる場を持てたことを、大学と地域との協働の一歩とし、今後も多面的な協働の機会を作れるよう取り組んでいきたいと思います。
学生の参加レポートはコチラ