今回の講演会では、こども食堂の活動を通して現代に必要な地域コミュニティや多世代交流の居場所づくりなど、現代社会のニーズや課題点を深く考えるきっかけとなりました。
核家族化が進む現代では多世代交流の場がほとんどありません。自分自身の子どものころを振り返っても、世代の違う人と交流する場はなく、地域の人々の付き合いも薄かったように思います。こども食堂が地域交流や多世代交流の場となれば、子育てに不安を抱える親御さんや、育ち盛りの子どもたち、孤立しがちな高齢者などを包括した助け合いの地域コミュニティを確立することができると思いました。
私もしぶっこの活動を通して常に実感しているのは、「必要な人に温かい居場所を提供できる」というこども食堂の魅力です。どの団体の活動も地域の人々や子どもたちの憩いの場になっていると感じます。
私たち大学生もボランティアに参加する中で、こどもテーブル団体や地域の方々と関係を築き、多世代交流の輪に加わることで地域の方々から大きな刺激を受けています。また、地域で子どもたちを見守るシステムや活気ある街作りに私たち学生が貢献できることもあるのではと、報告会の中で感じることができました。
渋谷区こどもテーブルが、常に人々の憩いの場であり続けられるよう、私も団体の活動をより頑張っていきたいと今回のイベントを通じて思いました。
国際政治経済学部2年 阿部 芳香
今回のイベント後半の学生報告会で私は学生ボランティア団体「しぶっこ」の立ち上げとその運営について紹介させていただきました。
しぶっこでは活動の1つであるSNSで老若男女の興味を惹きつけるため、投稿するスライドをはじめヴィジュアル作成を要として、色とデザインを分けて見る人が識別しやすい工夫を凝らしてこどもテーブルの魅力を発信する投稿を作成しています。団体を立ち上げて6ヶ月と短期間で地域や学生への影響もまだまだ微力ではありますが、総SNSフォロワー数は約300名となり、少しずつ子育て世代や大学生にリーチすることができています。
参加者交流会ではこどもテーブルの運営に携わる方や学生、社会福祉協議会の方と意見交換し、スマホ世代である私たち学生がこどもテーブルの情報・魅力を発信することで、こどもテーブルがさらに活性化することができると励まされました。
そして、学生・社会福祉協議会・渋谷区民それぞれができる方法で取りこぼされる人がいない地域コミュニティを作っていくことが大切なんだと感じました。なので、これからもしぶっこの活動を通じて「学生ができることってなんだろう」と考えながら、こどもテーブルを活性化していきたいと思います。
総合文化政策学部総合文化政策学科4年 石原 穂乃香
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