私は現在、自然災害に強い関心を抱いています。
高校生の時、私は東日本大地震の被災者の方とお話しする機会があり、寄り添うとは何かについて考えました。そして大学では、その学びを還元するため、実際に被災地域を訪れ、活動したいという強い思いがあります。そこで今回、災害救援ボランティア講座のチラシを見つけ、参加を希望しました。このプログラムでは、人命救助の実技や災害時の行動を学ぶだけでなく、「なぜ災害ボランティアが必要なのか」「なぜ自助・共助が大切なのか」という行動原理を明確にしてくれました。これは、学びを三日間で完結させず、将来に活かすことができます。
私が印象に残った体験や学びを3つ紹介します。一つ目はチームビルディングです。災害時には、予測困難な事態に対して、柔軟に行動することが求められます。この演習では、参加者同士でグループを作り、災害時の状況を想定して、支援施設でどのようなサポートができるかを疑似体験しました。私はチームリーダーを務め、メンバーと意見を交わしながら、より実践的な学びを得ることができました。二つ目は上級救命技能講習です。皆さんは心停止になっている方を見かけた際、心肺蘇生やAEDを使って対応することができますか?私はリアルな現場において、それらの行為を実行できるか心配でした。しかし、この講習を通して、私は救命措置や応急手当てに対する苦手意識が薄れました。完璧ではありませんが、判断材料としての知識や技能を身につけたことで、困っている方に向き合う自信を獲得できたと思います。三つ目は池袋防災館です。ここでは、防災体験を通じて、当事者意識を高めることができました。特に、東日本大震災の震度7の揺れを経験する機会は初めてであり、身をもって地震の恐さを感じることができました。
自然災害への意識が高まる現代において、個人の創意によるボランティアへの活動はとても重要です。私は3日間での学びを軸に、これから様々な現場に赴き、自分なりの「寄り添う」を実施していきたいと思います。
防災館にて消火活動を体験中(写真の一番左)
雪の中、光害の調査する滝本さん