国が定める障害者週間に連動し、青学生の障がい理解啓発・向上を目的として、12月11日(月)~16日(土)にかけて開催した「障がいWEEK」企画のレポートです。
開催期間中、計7つの企画を開催しました。(うち2つは障がい学生支援センター主催)
1.ユニバーサルマナー検定3級(12月11日開催)
2.ボラカフェ~障害ってどこにある?あなたの「ふつう」はみんなの「ふつう」?~(12月12日開催)
3.バリアフリーまち歩きイベント(12月13日開催)
4.ノートテイク体験会(12月13日開催)
5.障がい学生支援に関するミニセミナー(12月13日開催)
6.手話コミュニケーション講座(12月16日開催)
7.アート企画展(12月11日~15(日)開催)
イベントページはこちらより
(※各イベント写真の掲載について、参加者・関係者に許可をいただいたうえで掲載しております。)
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ユニバーサルマナー検定3級
[12月11日(月)開催。参加者29名]高齢者や障がいのある方のみならず、さまざまな立場や価値観のある方が共存する社会の中で、多様な方々へ向き合うマインドとアクションの実践を学び、身につけるための検定として、青学生・本学教職員を対象に開催しました。
そもそも人と人が違うことは当たり前であるという認識を前提として、相手が必要としているサポートの選択肢を提示していけることが重要であり、そのために必要な知識や具体的アクションを参加者同士で考える機会となりました。
ユニバーサルマナー検定の詳細についてはコチラ -
ボラカフェ~障害ってどこにある?あなたの「ふつう」はみんなの「ふつう」?~
[12月12日(火)開催。参加者5名]渋谷区にある放課後デイサービスNPO法人なかよしぐるーぷの浦野耕司さんを講師としてお招きし、そもそも「障害」とは何か、「社会モデル」の視点から「障害」を捉えることをお話いただきました。
また、渋谷区の生涯学習講座として開催されている「えびす青年教室」での青学生の取組みや、コロナ禍でのZoomダンス活動を紹介いただき、現状の渋谷区課題でもある知的障害児者の移動支援(ガイドヘルプ)について、大学の通学前後の時間や休日に学生が取り組める活動としてご紹介いただきました。
渋谷区でのボランティアについてはコチラから -
バリアフリーまち歩きイベント
[12月13日(水)開催。参加者7名]スマホアプリ「WheeLog!」を活用し、青山キャンパス周辺のバリアフリー調査を目的としたまち歩きイベントを開催しました。
車イスユーザーと学生ペアの3グループに分かれ、それぞれの目的地(根津美術館、宮下パーク、渋谷109の生クリーム)に向けて出発!
道中は学生も車イスに乗り、人混みでの移動の怖さや道幅の狭さ、整っていそうでまだまだ足りていない商業施設でのバリアを体感することができました。
街中のバリアフリー情報をシェアしていくことは車イスを利用する方々だけでなく、ベビーカーや高齢者など誰にとっても安心な街づくりにつながっていく。そんな気付きが得られるイベントとなりました。 -
ノートテイク体験会
[12月13日(水)開催]障がい学生支援センター主催。障がいのある学生の支援で行っている「PCノートテイク」を学生が体験。聴覚障がいについてやPCノートテイクの技術を学びました。
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障がい学生支援に関するミニセミナー
[12月13日(水)開催]
障がい学生支援センター主催。来年度の義務化に向けた合理的配慮の提供を知っていただくための教職員を対象としたミニセミナーを開催しました。
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手話コミュニケーション講座
[12月16日(土)開催。参加者8名]手話でいきる子どものあ~とん塾スタッフと児童たちを講師としてお招きし、数字や色など簡単な手話表現を教わり、推理ゲームやいろいろバスケット等、児童たちと学生がゲームを通じて楽しみながら交流しました!講座中、学生たちは音のない世界での進行に最初は戸惑いながらも、手話や筆談・ジェスチャーなどを使うことで伝えたい気持ちを共有できることが分かると自然と笑顔が溢れていました。
手話が完璧にできなくても、想いを伝え気持ちを共有することはそんなに難しいことではない。そして、手話を学びたいという前に、手話を使う人たちと話したい、近づきたいと思う気持ちが大切であることを教えていただきました。
講座のあとは、本学手話部の有志メンバーによるキャンパスツアー!大学や青山キャンパスについて児童たちに知ってもらう機会となりました。
アート企画展
[12月11日(月)~15日(金)開催]
アールブリュットやアウトサイダーアートとして注目されている障がいのあるアーティストたちの作品を青山キャンパス1号館ラウンジにて展示しました。
作品はシブヤフォントと金沢OUTSIDER ART PROJECT、らぶらび人形等から、新デザインの絵画やタペストリー、ファブリックパネルなど多様なスタイルのアート作品を展示し、多くの学生や教職員の方々が足を止め、関心を示してくださりました。