2024年6月8日(土)、「相模原市中央区を知るためのツアー」を実施しました。これは相模原キャンパスの市民協働プロジェクト「わかば」プロジェクト(正式名称:相模原市中央区魅力発掘・創造・発信プロジェクト)の一環として、プロジェクトメンバーが地域の魅力を知るためのきっかけとして実施したものです。以下に参加した学生からの報告をご紹介します。前編はプロジェクト参加2年目の大原さんによるレポートです。
1.はじめに
「相模原市中央区魅力発掘・創造・発信プロジェクト」(通称「わかば」)の活動として、相模原市について知るために、6月8日に行われた、「相模原市中央区を知るためのツアー」に参加しました。今回はツアーの活動レポートとして、前半部分はコミュニティ人間科学部2年大原亜里咲、後半部分は同じくコミュニティ人間科学部2年の昆真唯子の2人で体験談を紹介していきます。
また、今回のツアーでは「相模原市立博物館」、「JAXA相模原キャンパス 宇宙科学探査交流棟」、「にこにこ星ふちのべ商店会」、商店街での昼食時間を挟み、「相模原スポーツ・レクリエーションパーク」そして、「小山公民館」を順番に見学させていただきました。以下に、それぞれの詳しい体験談を紹介していきます。
2. 「相模原市立博物館」・「JAXA相模原キャンパス 宇宙科学探査交流棟」の紹介
まずツアーの1番に見学させていただいたのは、「相模原市立博物館」です。相模原市立博物館では、学芸員さんの解説を聞きながら、相模原の地形や自然、歴史について展示品を見ながら回りました。特に印象に残っているのは、学芸員さんの「地形や地質は文化や歴史に影響する」といった言葉です。相模原は富士山が近いこともあり、地層において火山灰が占める割合が多くなっていました。よって、水を使う稲作には向かず、住民は多くなかったそうです。その影響もあり、戦時中に陸軍の施設などが建てられ、中心地である町を作り、終戦後も神奈川のベットタウンとしての機能を果たすようになりました。このように、現在の相模原市に繋がっていることから、地形や地質を学ぶことはその地域の特徴や歴史を知ることになるのだと思いました。
次に、「JAXA相模原キャンパス 宇宙科学探査交流棟」では、JAXAの職員さんの30分程度の展示解説ツアーに参加させていただきました。実際に専門知識を交えながらも、はやぶさなどの衛星やロケットについてわかりやすく説明していただき、宇宙についての興味がますます高まりました。さらに、将来的にロケットの切り離しを行わない機体の開発など現在の研究の状況や一般人でも手ごろな価格での宇宙旅行の実現に向けてのお話しされていて、私たちの目線に立った解説になっていたこともあり、ツアー参加者同士でも会話が弾んでいました。また、私達はこの2か所を午前中に回りましたが、地域住民の方が子供から高齢者まで大勢訪れており、地域の方々にとても大切にされている施設であるなと感じたため、私たちがこのわかばプロジェクトを進めていく際には、地域の人々の大切にしている気持ちや思いなどを汲み取りながら活動していきたいと強く感じました。
3.「にこにこ星ふちのべ商店会」の紹介
にこにこ星ふちのべ商店会では、会長さんからイベントやおすすめのお店など、詳しいお話をお聞きすることができました。商店街では、「梅まつり」など季節にちなんだイベントやバザールが活発に行われているそうです。加えて、JAXAの最寄り駅にある商店街ということもあり、「はやぶさWeek」など宇宙にちなんだイベントなども開催されていて、その中でも「銀河まつり」は30年以上前から地域団体が団結して行われている祭りで、現在でも多くの地域住民が協働し合い、多くの大学生ボランティアの協力のもと行われています。また、飲食店が3分の1を占めており、キッチンカーなども頻繁に来ているといったことからも、活気のある商店街である印象がとても強かったです。今後も魅力的なイベントやバザールを通じてさらに多くの方に認知していただき、利用していただきたいと感じました。
4.商店街付近での昼食
私は淵野辺駅南口から徒歩3分程度の場所にある「つけ麺本舗 一億兆」で、少しピリ辛のつけ麺をいただきました。サービス精神が旺盛で、普通盛りでも大盛りくらいの麺の量でとても満足しました。また、お店がアパートの一角にあり、隠れ家を見つけた気分を味わうことができました。
コミュニティ人間科学部 コミュニティ人間科学科
2年 大原 亜里咲