私は将来地理の教師となり、特に防災について「生き残るための地理」を教えたいと考えています。
今後必ず起こる災害に対し、いざという時自分自身の命を守るため、そして学んだ知識を活かして周囲の人と助け合えるために、災害について理解し適切に備えることができることを目標としています。今回、実際に行われている対策や注意すべき事項など、防災について理解を深め、にいざという時活かすことのできる技能を身につけるためにこの講習を受講しました。
今回、大学が持つ災害用備品や渋谷区の取り組み、地震や火災、水害時の心得や危険性、災害救援ボランティアとして助け合う大切さや自分にできることを考える重要性など、知識を身につけいざという時どう活かせるのかなど災害を想定したプログラムを受けることができました。また、池袋の防災館に行き東日本大震災時の地震と二次災害についての学習と地震の体験、火災発生時の消火方法と避難の体験も行いました。
特にグループワークを通して私は新しい視点を持てるようになり、自分に足りなかったことを発見することができました。災害時にどのようなルートを使って物資を運ぶか、グループごとに仕事を分ける時どこに自分達は配属するか、助けが必要な方の助けとなるために自分には何ができるのか、現場の状況からどの道具を使うか、緊急時に適切な対応ができるのかなど、グループで話し合い、意見を交換してより良い支援のために行えることを話し合いました。この中で、心に寄り添った支援を行うことの大切さを改めて学びました。被災地、被災者として一括りにせず、ひとりひとりの心に寄り添って助け合うべきなのだとグループワークや災害想定を通して感じられました。
大学で被災した時の滞留行動についてグループで話し合う田中さん(写真中央)
この講習を通して、災害時に自分にできること、すべきことについて考え、活かせることのできる技能を身につけることができました。私は教師となった時、この経験を活かした防災教育を行いたいと思います。またいざという時この講習で学んだ知識と経験を積極的に活かしていきたいと強く思いました。
学生生活の思い出の一枚(写真左が田中さん)